2度あるよ
さて今回は、社外の方に質問を受けた店舗設計(モデル・デザイン)について書いてみたいと思います。
当社では、店舗設計は「2度」あると認識してます。
1度目が「知的な創造」=ビジネスモデル
2度目が「物的な創造」=デザイン
例えば、家を建てるときには具体的に間取りを決め、柱の太さを決め、ドアの位置を決め、部材を決めていく。そうして設計図を完成させる。
家をつくる場合は、この設計図ができるまでは、実際に工事に入ることはありえませんよね。
そうでないと、あちこちに不具合が出ることになり、コストが大幅に増えたり、工期が予定以上にかかってしまうことになるからです。
店舗設計でも同様に。
当社の事業目的を考え、実現しようとするイメージ(ビジョン)をしっかり描くことが重要。
そして、そのビジョンを実現するために、資金、人事、マーケティング、設備などに資源を振り分け、それらをバランスよく配置するための「事業計画」を策定する。
※「事業計画」の項目としては、コンセプト・ポジショニング・ペルソナ・キャッチコピー・販売戦略・商品構成・MSサイズ・PL・ROI・KPIなどである。
ポイントとして事業の成功、失敗はこの「事業計画」の段階で決まると思っている。
個人的な感覚だと、70%以上の精度で仕上げないと、投資回収は出来なかったり、損益を越えられなく、仲間たちに迷惑をかけてしまう可能性が高いと実感。
また、店舗ビジネスだと、人事、マーケティング、設備などの資金投下後に変更できる箇所は、あっても30%位まででしょう。
立地を変えずに、思い切って業態変更するのにも再度資金が必要ですし、業態変更後の業態がマーケットサイズと合っていのかも疑問ですね。(※そもそも新店舗出店から早期で業態変更って)
なので、「物的な創造」=デザインに意識が向きがちですが、「知的な創造」=ビジネスモデルを重きに設計をしましょう。
秋に出店予定の「事業計画」も佳境に入ってきましたので、幹部の仲間たちが多観点を意識して70%以上の精度で仕上げて頂けることを楽しみにしおります。
最後に
私がお伝えしてます店舗ビジネスは、「立地と業態の整合性」のみです。
また最悪なシナリオまで設計しておくべきですね。(立地、設備は同じで看板のみを変更して、ラーメン屋 →うどん屋 →そば屋くらいまでの設計)
先ずは幹部の仲間たちは思い切ってトライを・・・
追記・・・・樹音13歳 おめでとう