いま伝えたいこと。
本日無事に49歳を迎え親として思うこと。。。
学校で教えてもらえることには限界がある。だからこそ、学校で学ぶことと同じくらい、家庭で何を伝えるかが大切だと思っています。
学校には、学校でしか学べないことがあります。
基礎学力。集団生活。時間を守ること。ルールを守ること。人と協力すること。自分とは違う考えを持つ人と関わること。部活動や学校行事を通じて、努力や我慢、達成感を知ること。
こうした経験は、社会に出てからも大きな土台になります。
だから、学校教育を否定するつもりはありません。
ただ、学校で評価される力と、社会で求められる力は、必ずしも同じではないと思っています。
学校では、正解に近づくこと、ミスを減らすこと、先生の話を聞き、決められたことをきちんとやることが評価されます。
一方、社会では、答えのない問題に向き合う力、自分で考える力、挑戦する力、決断する力、行動する力が求められます。
学校が減点方式なら、社会は加点方式に近いと思う。
失敗しないことより、何に挑戦したか。
言われたことをやるだけでなく、何を生み出したか。
100点を取ることより、100%で取り組んだか。
社会では、そんな評価軸もあります。
だから、失敗することを必要以上に怖がらなくていい。
失敗しないことより、挑戦しないことの方が、長い人生では大きな損失や後悔になることもあります。
そして、今の成績や順位だけで、自分の価値を決める必要もありません。
社会に出れば、評価の基準は一つではありません。
勉強が得意な人。行動力がある人。人をまとめるのが得意な人。専門性を磨ける人。人から信頼される人。それぞれに強みがあります。
大切なのは、自分が何に興味を持ち、何が得意なのかを知り、それを伸ばしていくことだと思います。

そして、人生を長い目で考えること。
私の学生時代には、学校だけでは十分に教えてもらえないこともありました。。
お金の稼ぎ方、使い方、増やし方、守り方。
仕事の選び方。
必要な情報の集め方。
困ったときに、どうやって答えを探すのか等。
また人生には、年代ごとに異なる役割や責任があります。
20代は、社会に出て、自分の力で生きる基礎をつくる時期。
30代は、結婚や子育て、住宅購入など、人生の大きな選択が増える時期。
40代は、子どもの教育や仕事の責任が重くなり、親の老後についても考え始める時期。
50代は、子どもの自立を見守りながら、自分自身の老後や次の人生を準備する時期。
60代以降は、これまで築いてきたものを守りながら、自分らしい人生を楽しみ、次の世代へつないでいく時期。
もちろん、人生の歩み方は人それぞれです。
ただ、住宅資金、教育資金、老後資金という人生の三大資金は、突然必要になるものではありません。
目先の収入や支出だけでなく、10年後、20年後を見据えて準備することが大切です。
若い頃の選択が、その後の人生の可能性を広げることもあれば、狭めることもあります。
だからこそ、お金の知識だけでなく、人生を逆算して考える力も身につけてほしい。
こうした「生きる知恵」は、実際の人生の中で身につけていく部分が大きいと実感している。
だから家庭では、できるだけ「答え」だけを与えないことも大切だと思っています。
よく、「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」と言います。でも、私はその一歩先が大切だと思っています。魚の釣り方を教えるのではなく、「魚の釣り方を、自分で知る方法」を教える。
本を読む。
人に聞く。
ネットで調べる。
AIを使う。
実際にやってみる。
失敗したら、原因を考えて、もう一度やる。
この「学び方」を身につければ、誰かが一生答えを教えてくれる必要はありません。
魚の釣り方を自分で調べられる人は、やがて魚以外のことも自分で学べるようになります。
仕事も、お金も、人間関係も、人生で必要になったことを、自分で調べ、自分で考え、自分で身につけていける。
それが、本当の意味での自立だと思います。
ただし、自分で考え、自分で決めるということは、「何をしても自由」ということではありません。
自由には責任があります。
自分で選んだことなら、その結果も自分で受け止める。
うまくいかなければ、人や環境のせいにする前に、「次はどうするか」を考える。
この姿勢は、社会に出るほど大切になります。

能力と同じくらい大切なもの。
そして、最後にもう一つ。
社会では、能力と同じくらい「信頼」が大切です。
挨拶をする。
時間を守る。
約束を守る。
嘘をつかない。
感謝を伝える。
困っている人がいたら手を差し伸べる。
どれも当たり前のことです。
でも、その当たり前を積み重ねられる人は強い。
結局、仕事でも人生でも、「この人とまた一緒にやりたい」と思ってもらえる人に、仕事も人もチャンスも集まってくるのだと思います。
学校では、社会で生きるための土台を学ぶ。
家庭では、自分で人生を切り開く力を育てる。
その両方が大切だと考えます。
親として、子どもたちに残したいもの。
親として本当に残したいのは、お金そのものでも、答えそのものでもありません。
自分で考え、自分で学び、自分で答えを見つけられる力。
そして、自分で決め、自分で責任を持ち、人から信頼される人になること。
魚を与えるのでもない。
魚の釣り方だけを教えるのでもない。
「魚の釣り方を、自分で見つけられる人になること」。
それが、親として子どもに渡せる、一番大きな財産だと思っています。
そして、私が元気なうちは、たくさん失敗してもいい。その分、何度でも挑戦できる機会を渡してあげたい。
失敗しない人生ではなく、失敗してもまた立ち上がれる人生を歩んでほしい。そのための環境をつくることも、親としてできる大切な役割だと思っています。
本日 無事に過ごせたことに感謝。


