目先・迷惑・短絡
さて今回は「生き方」の話。長期視点を持てない人生は、静かに"オワコン化"すると言う事実。
まずは私事で恐縮ですが、
尊敬する大切な方が享年51歳でご逝去されました。
あまりに早い旅立ちに言葉を失いましたが、生前賜った多くのご教示に深く感謝し、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
志を受け継ぎ、日々の生き方で恩返しして参ります。

その教えを胸に、若い世代へ伝えたいことを以下に記します。
人生は、才能より順番と姿勢が結果を決めると認識しています。
若い時ほど"速さ"を重視しがちですが、速いだけでは信頼は積み上がりません。
今日は、目先だけを見る癖、自分の行動が誰に及ぼす影響を想像しない癖、短絡的に決めてしまう癖が、数ヶ月後・数年後のあなたのご縁・居場所・心の豊かさにどう響くかをお伝えします。
忙しい毎日ほど出る「3つの癖」
•目先のことしか考えない
•自分の行動が誰に迷惑をかけるか想像できない
•短絡的に決めてしまう
この3つを放置した"最終形"はこうなる。
1.頼られない人になる。
→小さな約束破りや遅刻、連絡の遅さが重なると、周囲は大事な場面で声をかけなくなります。やがて居場所が薄くなる。
2.評判が先に独り歩きし、ご縁が細る
→人生は実績よりも先に評判が伝わります。「口が軽い」「自分本位」という印象が一度つくと、誘い・紹介・相談が当然減ります。
3.損得が先に立つ生き方になる
→目先の「得」を優先すると、約束と配慮が抜け落ち関係が取引化します。短期の得の裏で"紹介・応援・学び"を失い、信頼が痩せる。結局、長期では損が積み上がります。
4.孤立 → 視野狭窄 → 判断ミスの悪循環
→他者への配慮が欠けるほど、助けを求めづらい人になります。情報不足→短絡→後悔のスパイラルで、さらに孤立が深まりますね。
一言で言えば、
「目先の最適化」は、人生の選択肢を細らせるということです。

人生の選択肢を細らせた冷酷な現実とは ≒ 長期視点を持てない生き方ってこと。場当たり的なんだよ。
はっきり言います。
長期の見通しを持てない生き方は、冒頭でも伝えましたが、時間の経過とともに"オワコン化"するでしょう。
私はこれまで、目先・迷惑・短絡の三つの癖を抱えた人たちとも仕事や私生活でお付き合いしてきました。
しかし、約束を軽んじ、配慮より損得を優先する場面が重なるほど、最終的には私の側から静かに身を引かざるを得ませんでした。
過去には不倫の末に裁判沙汰となり、無関係であるはずの私まで巻き込まれた経験もあります。
また、善意で個人的にお金を貸したものの、一円たりとも返ってこないまま時効を迎えた例もあります。
振り返れば、優し過ぎる私の態度にも問題がありました。厳しさを欠けば、相手の成長機会も奪います。
そして、その方々に共通していたのは、行いの根に「義」と「仁」がないことでした。
だからこそ、いまは縁をむやみに広げず、義と仁を土台にした関係だけを丁寧に育てています。
痛みの経験は無駄ではなく、どの出会いを選び、どの距離を保つかを教えてくれました。
これからも義を軸に、静かに正しく歩みます。迷ったら義に返る。
それが私の唯一の答え。
関連ブログ:たかが口約束、されど口約束 https://clubmaison.co.jp/blog/2020/02/post-148.html
追記
これは叱責ではなく、期待でした。
大切な人の分まで、丁寧に志ある生き方を邁進すると誓う。


