そのタイミングと正義感
先日 上半期決算報告のために全社員80名を招集。壇上には私を中心に右側に幹部2名、左側に監査と幹部が並び、その正面に76名の社員に向け幹部より、結果報告と重要な事柄を丁寧にお伝えさせて頂きました。
そして、最後に私から既存事業を中心に当期 経営計画を上回る実績を残し未来への成長戦略を描き切る、具体案を伝え終わり士気が最高潮のときに・・・・
右側の端にいる幹部から質問があった。(※彼は現場からの叩き上げで苦労して幹部となり、仲間たちの支持も高く私自身も大変 信頼を置いている仲間だ。)
彼:社長!一緒に働く仲間たちに安心して頂くために、2020年施行4月から義務化になる「働き改革」についても説明をお願いいたします!
彼の正義感、全社員の前で質問と本当に凛としてましたね(笑)
実は↑リアルな例え話です(笑)
※クレドP67 参照 ↑
最後の仮想 幹部の "2020年施行4月から義務化になる「働き改革」" 質問を切り取り説明すると
① 幹部の彼は、全社員の前で正義感を通し自信満々でいる。
② 社長の私は、幹部の彼は何故 このタイミングで言うと?疑問??
③ 私は、仲間たちが一丸となり士気が最高潮な時に、タイミングが違うと幹部に注意するべきなのか?
④ 注意することで、76名の社員は、社長と幹部が6ヵ月後に義務化する事柄に対して足並みが揃っていない不安感を持つだろう。
⑤ 私が注意する姿を見た76名の社員の士気は下がるのではないだろうか?
などと一瞬で考え、私は一切の主観はなしで全体最適の答えを言葉として発言しています。
私自身は基本的に幹部も含め「YESマン」ばかりと志事を進めているつもりはありません。
むしろ、同じ目的に進む中では他所多様の想定をするので、しっかりと議論できる仲間と志事をしたいと望んでます。
また同志たちから後押しされたい気持ちが素直なところです。
しかし今回の例え話は、空気が読めないという問題でした。(※大切な事柄なので、話す場所とメンバーが重要でした)
皆さんも少し考えて頂きたい。
各会議の中で理解を深めてほしい部分や盛り上げてほしい部分、スルーしてほしい部分を読み取る能力が低いため、相手が「しゃべりたい」ことをさえぎったり、
どや顔で「持論の正義感」を押し込んでいることはありませんか? 逆に「スルーしてほしい」と思っている地雷な話題を深堀りしたりしていませんか?
また各会議でしっかりと発言、議論しないといけない場面で「隣の方と同じです」や「発言なし」も全く空気が読めていませんので・・・・・
ご注意を!!
追記
空気が読めないという、最大にして最強の特徴は「自覚がない」ということです。
私の経営者 仲間も私のちょっとした声の抑揚の変化や、表情のちがいを感じ取ったりする能力が低いため、自分の楽しさを優先してしまう傾向があります。
そのため「自分が話していて楽しい」というスイッチが入ると、私の反応が微妙でもずっとしゃべり続けてますね-(笑)