たかが口約束、されど口約束
社会人として、経営者として、契約や約束を守るのは当たり前。そのなかでも軽く会話の中で交わした口約束こそ、信頼を得る最大のチャンス。
口約束を覚えていて、さらに守ってくれた時は、契約を守るよりも相手の心に喜びと信頼を育む。
個人的に仲良くして頂いている先輩経営者からの学び。
自身の経験からも口約束だし、いいか、とおざなりにされると、「あぁ、自分はこの人の中では、心の中まで入っていないんだ」と、マイナスにはならなくとも、それ以上深入りはしない事もある。
本当に大切と思える仲間には、口約束レベルでもしっかり約束は守るよう意識してます、人間関係は数倍楽に、親密になったと何度も実感してきました。また信頼と云う貯金ができたとホッとします。
私が意識しているこの「信頼貯金」
銀行口座にお金を入れれば残高が増えて、いつでも必要な時にお金を引き出せますよね。
それと同じように、人と人との関係で生まれる信頼を"貯めておく"ことで、必要な時に相手の信頼に頼ることが出来る、と云うことを「信頼貯金」と私は表現しています。
例えば、
私が駅前で20代の女性と楽しそうに話しているとき、偶然 駅前通りを車で運転中の「妻」が見たとします。
妻から私は何と言われるでしょうか?
① 観光客の方に道案内でもしていたの
② スタッフの方と偶然 会ったので挨拶していたの
③ また浮気してたでしょう
※3択しかない、少し強引な答えですみません。(笑)
妻からの「信頼貯金」の残高しだいでは答えは変ると思いませんか?
信頼残高がある私であれば、先ず疑われる事はありません。信頼貯金は、自分の日々の行動の結果と云うこととなります。
では、クラブメゾンの仲間たちは会社への信頼貯金はありますか? また同志たちに対して信頼残高はありますか?
新卒の方や入社が間もない方は信頼貯金は、ほぼ0と云う事実は知っていますか?
自分の日頃の行いが良いと、信頼は増え、必要な時に手伝ってくれたり、お願いを聞いてくれたり、円滑なコミュニケーションを取ることが可能になりますね。
では、
地域からの信頼貯金はあるのか?
お客様への信頼貯金はあるのか?
などと・・・・
たまには、自分自身や当社を客観的に見つめ直す機会になれば幸いかと思います。
見返りを求めて何かをする必要はないとは思いますが、仲間たちから何かをしてもらった分だけ自分も何かを与えられるような人間になれたら素晴らしいですね。
最後に、私自身も皆さんも親や子供を選ぶ事は出来ません。しかし会社や同志を選ぶ事は可能です。
私は親や家族にも云えない事を同志たちに打ち明けられ、夢に酔える環境にいるだけで充分に幸せを感じています。
そして、私は同志に対して敬意があり、相応しい人になる必要があると意識して日々「信頼貯金」が増える行動を努めてます。