人を知る者は智なり、自らを知る者は明なり
さて、今回は現在も勉強中の論語に登場する一節を紹介したいと思います。
「人を知る者は智なり、自らを知る者は明なり。 人に勝つ者は力なり、自らに勝つ者は勇なり。」
この解釈は、他人のことをよく知っている人は確かに頭は良いかもしれないが、自分自身のことを知っている人の方がより明晰である。
そして、他人を知ることより自分を知ることの方がずっと難しいということ。
また、他人に勝つ人は、確かに力は強いかもしれないが、自分自身に勝つ人の方がより勇敢であると書かれます。
これを読むと、老子の時代も「己を知る」と言うことはなかなか難しかった事が伺えます。
私自身も身近な仲間たちのことなら、何に秀でており、どんな志事を頼めば務まりそうか、ちょっと考えれば分かります。
しかし、人間はそもそも主観性であるから、自分を客観的に見るということはなかなか難しいもの・・・ 自分のこととなると、意外に分からないのですよね。
世の中には、その人の自己評価と、他人による評価が、あまりに ずれすぎていると思わざるを得ない人がいます。(※実際には沢山いるね。)
そもそも、人間に限らず、目というものは外を見るためにできているのであって、自分の中を覗き込むようにはできていないので。
確かにずいぶんと難儀なこと(笑)
意識というものは自分の意識ではあるが、必ずしも自分についての意識ではない。
そのような状態こそが、むしろ普通なのであり、自分の意識が自分自身ばかりに向いてしまえば、人はかえって自分の本当の姿が見えなくなってしまうものである。
そういう状態のことは、通常 「自意識過剰」 などと呼ばれているわけで・・・・
「自意識過剰」の方さー 今後リーダーを目指すのであれば、見識と胆力を備えた謙虚さなければ困難な時代を切り拓くことは不可能だよ。一般の方であっても素直と謙虚を忘れないように・・
不尽
追記
自意識過剰で「己を知る」ことが出来ない方。他人(仲間たち)とうまく意志を疎通することも、ちゃんと生活することも困難になってしまうよ。