「モノ」から「コト」そして「人」
仲間のブログ https://firstmade.jp/blogs/one/minority を読み「消費(浪費)」について感じたことを綴ってます。
私も今後必要なのは、無駄な「モノ」への投資よりも「コト」への投資が有効だと感じてます。
たとえば大型テレビでも小型テレビでも映るのは同じ番組。また靴を何足持っていようと足は2本しかありませんから、一度に履けるのは1足だからです。
何よりも、一般的な「モノ」はお金を払えば誰でも手に入れられるし、基本的には誰が使っても同じ効用を受けることができます。
そこに魅力を感じなくなったのが本音ですね。。。
但し、価値のある「モノ」があるのも事実です、これまで私は数々の無駄なモノに浪費してきた今だから言えることです(笑)
しかし、「コト」つまり「経験」は、お金を払った以上の効用を得ることが出来ると実感してます。
経験は、知識や情報やほかの経験と結びつき、化学反応を起こし、新たな発想をもたらすと考えます。
とはいえ、「この経験から何を学ぶか」「この経験で何を学んだか」を考えることは面倒くさいものですよね。
それに私たちは、そもそも「経験にお金を使う」ことに慣れていませんから。
そのため、頭をあまり使わなくてすむ「モノを買う」ことに流れてしまいがちです。
でも実は思考停止しているだけなんですよね。
有意義なお金の使い方をするには、少し頭を使う必要がありますよ。
お金を使えば無くなることを理解しているからこそ、無駄なものにはお金をかけず、ちょっとした出費も「本当に必要か」を検討し、そのコト(経験)から何を得ようとするか? を考えをめぐらせる必要があります。
そして、得ることの効果はあるのかと深堀りすることが重要なのです。
特にこれからのモノは技術や機能だけでは価値はさほどありません。
何故なら、そもそも不便がほどんどありませんし、お困りごとは技術や機能がどんどんテクノロジーによって代替されてしまうからです。
「商品の物質的な価値」だけで購入されていた「モノ消費」から「面白い体験」に価値を移した「コト消費」へと移り変わり、これからは、「魅力ある人の価値」にフォーカスされ消費が動く「ヒト消費」の時代が本格的に始まると言えるでしょう。
そうなると、
誰から価値のあるモノを買う・シェアするのでしょうか?
誰と一緒にどんなコトを消費するのでしょうか?
あの人がいる飲食店だから特別な時間を過ごせる?
想いや安心・安全・環境に配慮した側面はあるのか?
自分の行動により昨日までなかったコトが成長できることは?
などと、当社の仲間たちが消費について考えるきっかけになれば幸いかと。
追記
今後の時代に生き残るの企業は、「Amazonや楽天では買えないようなマニアックで貴重なものを売るお店」か「商品自体は手に入りやすいけと、売り手個人に存在感があり、自分に合わせて商品を選んでくれるお店」のどちらかと言うことなるでしょう。
ただ、前者は仕入れだけの問題なんで、貴重なものであってもネットなどで一般的に手に入るようになればいずれ消えて行くよね・・・
またライブコマースの時代はそこまで来てるから準備が必要ってことで、人間が本来持っている魅力の勝負になっていくでしょうね。