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社長ブログ
President Blog

心の余裕

さて今回は、経営者のつぶやきとを書いてみます。

これまで退職するスタッフには、「先義後利の精神」の実践として、私自身が直接会いに行き、感謝の気持ちを伝えてきました。

今回も同じように、退社の3日前に店舗を訪れ、これまでの感謝と労をねぎらいました。

しかしその後、何の挨拶もなく、突然グループLINEから退会していることを知りました。正式な退職日を迎える前に、無言のまま去っていくというのは、やはり寂しさを感じてしまいます。

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経営者として、新しい仲間が入ってくる一方で、辞めていくメンバーもいる。社員はいつか必ず卒業するものであると、これまでも覚悟してきましたし、今回もそのつもりでした。

送り出す側としては、できることならお互いに気持ちよく最後を迎えたかった。

しかし、蓋を開けてみれば、最後に何の言葉もなく去っていく現実。

これまでの関わりや思いは一体何だったのかと、考えさせられる瞬間でもあります。


退職は、本人にとって人生の節目であり、その迎え方は人それぞれです。

だからこそ、私自身、感情を先走らせるのではなく、そういう決断や行動に至った背景にも思いを馳せるようにしています。

何より、今回の件を最後まで現場で支えてくれた管理者にも、心からの感謝を伝えたいと思います。

時に板挟みとなりながらも、現場の混乱を最小限に抑え、日々向き合ってくれている管理職の存在は本当にありがたいものです。

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「どう去るか」は、その人自身の価値観の表れです。

私たちは、どんな時も誠実に人と向き合い、正しい行動を積み重ねていくことが大切だと考えています。

その姿勢こそが、当社の文化をつくり、未来へとつながっていくと信じています。

そして何より、今この瞬間も共に働き、会社を支えてくれている仲間たちがいます。

私を信じ、人生をかけてここで頑張ってくれているメンバーがいる。

そのことに心から感謝し、「ここで働いてよかった」と思える環境をつくることが、私の責務です。そして何より私自身が、経営者として成長し続けなければと痛感してます。

「先義後利」の精神を持ち、仲間たちを最優先に考え、仲間たちが少しでもプラスになるように努めること。それが会社の未来をつくると信じています。

その為に、仲間たちに長期的な安心を提供することが重要だと考え、最低限、全社員の人件費6カ月分と1年分の固定費を、預金として留保してきました。

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気づけば、経営を始めて19年。様々な経験を積んできましたが、それでも「人が去ること」に慣れることはありません。

新しい仲間が加わり、時には去っていく。

それが組織の宿命だと頭では理解していても、やはり感情が動くことは避けられません。


ただし、こうした別れの場面を、私は"成長のチャンス"でもあると捉えています。

組織は、ピンチや困難を経験するたびに、試され、鍛えられ、強くなっていくもの。逆境がチームの結束力や信頼関係を深める契機にもなるのです。

そして、今ここにいる仲間たちと共に、私たちは一歩ずつ、前に進んでいきます。


経営者として、ただ会社を運営するだけではなく、未来への投資も欠かせません。

短期的な利益だけでなく、長期的な成長を見据え、仲間たちが安心して働ける環境を整え、事業を持続可能なものにすること。

また、人材の育成も重要と考えています。

辞めていく人がいる一方で、新しく加わるメンバーもいます。

仲間たちが成長し、やりがいを持って働けるよう、教育とサポートを充実させることが求められます。

さらに、時代の変化に対応する力も欠かせません。

ヒューマンビジネスの世界は常に変化し続けています。経営者として、現場の声を大切にしながら、業界のトレンドや新しい技術を学び、柔軟に適応していく力が、これからの成長に直結します。


これからも、管理者をはじめ、仲間とともに邁進し、ピンチすらも糧にしながら、より良い未来を創っていける会社を目指して参ります。

仲間たち引き続き、どうぞよろしくお願い申し上げます。

関連ブログ: つぶやき
https://clubmaison.co.jp/blog/2024/06/post-271.html

追加 : 過去に社員を引き抜き独立する不義理があったが、信頼や誠実さを欠いた経営は長続きせず、近い将来 誰からも必要とされない存在となるだろう。

見栄を張り、短期的な利益を優先し、周囲を裏切るようなやり方では、身近な人すら幸せにできないまま終わっていくと検討がつく。

先日も地元同業者(焼肉店)が破産したと聞いたが、10年前から大手仕入れ先は取引を断っている。この事実からもお金にルーズで支払いが悪いのは業界内では周知の事実。

まぁ、このレベルの内容は反面教師にもならないし私の人生には何の影響もないので一生スルーな。