image
image

社長ブログ
President Blog

共生体組織とは

さて今回は、なぜ組織が生まれたのか?と理想的な組織とは!を考えてみたいと思います。

一方的な見解ですが人が集団になるのは、集団の方が都合が良いからと個人的には考えます、古代の狩猟採取社会では、一人で狩りをするより、何人が協力した方が大きな獲物が捕れるのは明白でした!

また機械化が進んでない時代に、定住して農業を営むのであれば、お互いの協力がなければ成り立たなかったことも事実です。

つまり集団の目的は、狩猟や農業など活動の効率化と言えます。なので当社 新人研修でもウサギではなくマンモスを狙ってると伝えてますよね!笑


関連ブログ: 言葉とコミュニティーで発展を遂げた⁈ https://clubmaison.co.jp/blog/2020/09/post-176.html

IMG_1325.PNG


ここからは集団 = 組織として、大きく2つに分けて「共同体組織」と「機能体組織」として考えます。

「共同体組織」とは家族や地域コミニティのような内側に目的をおいている組織で、属する人達の心地よさや安住感を重要視する組織


一方で、「機能体組織」の目的は外にある。
社会に貢献するとか、お客さまの喜びや満足度の優先順位が高く、達成感の矢印を外に向けて業績を達成する文化が根付いている組織


「共同体組織」と「機能体組織」と言うのは、対照的な概念であり、本来は両立しにくいものなのですが、現実的には二分化できず、共同体であると同時に機能体でもある組織が数多く存在していると感じます。

IMG_1326.PNG

双方が存在する組織で一方に偏りがあるとすれば、慣れ過ぎた「共同体組織」は硬直化して、組織の消滅に至る危険性があり、また「機能体組織」は、行き過ぎると人の犠牲を伴うブラック組織になる危険性があると言うことです。

では、理想的な組織とは、どんな形態になるのでしょうか?

私が考える理想的な組織とは、「個人のモチベーション」と「組織のモチベーション」がシナジー効果を生み出す、win-winの関係になっている「共生体組織」です。


共同体組織と同様に、仲間たちの居心地を追求しながら、共同体が追求するのは、"安定・安住"による安心感がもたらす居心地であるのに対し、「共生体組織」が追求するのは、"自発・自律"による充足感がもたらす居心地です。


つまり、仲間たちが自分で考えて、やるべきであると考えて行う行動が、組織全体の在るべき方向性へと後押しするような関係と考えます。


当社は、仲間達(全社員)のものです。一生懸命頑張ってくれている仲間達(全社員)のものです。決して株主のものではありません。

仲間(社員)たちの苦労に報いるために発展し、利益を出さなければならないのです。

お客様や利用者に喜ばれて、そして仲間(社員)が豊かさを感じられる、そんな滋賀で笑顔がいちばん溢れる会社を目指す為にも、理想的な組織を仲間たちと共に一緒に構築すると誓います。


追記:いきなり「共同体組織」や「機能体組織」に移行するわけではなく。あくまでも目指すところは中庸で、「共生体組織」に位置するような組織を作りたいと考えている。