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社長ブログ
President Blog

つぶやき

さて、今回は飲食業経営者として一方的につぶやいてみたいと思います。

様々の業種の中でも飲食業は競争が激しく、消費者の嗜好や需要に対応することが求められている業種だと認識しています。

たとえ業態が異なったとしても、類似業種、競合他社としのぎを削っていかなければなりません。

また、新メニューや新サービスを開発・提供するには時間だけでなく新たなコストがかかります。そして、定番となっている既存メニューやサービスの質を落とさず維持するには、品質面、衛生面の維持管理が必要です。

このように新たな開発と現状維持のバランスを取りながら営業を続けて行く難しさがあると、私は実感しています。

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また、多くの料理人は、経営の知識を得る機会がないまま独立を目指してしまうのが実状です。。。

飲食業のような箱型(来店型サービス業)は、お客さまに来てもらうことが前提のビジネスなので、経営の知識がない状態で多額の借金をして店舗を持つのは非常にリスクが高いと言うことです。

参入障壁が低く初期費用が高い飲食業を開業するのは、相当なお金持ちではない限り「人生の一発勝負」と言うことなんでしょうね。(※私は博打はしませんのでご安心ください)

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そして何より、飲食業界の最大の問題点は、長時間労働が当たり前と言うこと。

基本的に「昼営業・夜営業・仕込み」この3つの繰り返しです。お店に立つ時間は決して短いとは言えません。

したがって今後更に、労働環境が整った会社に人材が集まると予測されます。

例えば、給与の高さや残業手当も1分単位で支給されていたり、完全週休2日制、3日制等は支流となるでしょう。

また、奨学金返済サポートなどの制度が充実していたりと、飲食業の労働環境の改善に着目する企業も増えています。

このように大手企業のほうが福利厚生や給与の面で、個人経営店よりも充実しているケースが多々あるため、人材が大手企業に流れ、個人経営店が減少していく可能性は否定できませんね。

当社も役職毎に労働時間管理、完全週休2日制、昇給(年1回)、賞与(年2回)、各手当などの整備は行っておりますが、仲間たちの豊かさへの追求を引き続き邁進したいと考えております。

追記:あなたは借金をして飲食業を開業しましたが、その労働時間と対価は見合っていますか?

経営戦略と言う名だけの現状課題を練る時間も、また労働と捉えると、正直 気が休まる「休み」はありませんね。また、外部要因の影響を受けやすい飲食業が、後10年・20年と安定して店舗を維持できる可能性はどの位なんでしょうね? その出口のないトンネルの先に何があるのでしょうか。笑 

来期の大型投資について戦略を組みながら、私は高みの見物とさせていただきましょう。