生き残るために ~これからの経営戦略~
さて今回は、第19期(2025年4月1日~)を進めるにあたり、私自身が中長期な戦略を整理したいと思います。(※第19期計画は先日の経営計画発表会でお伝えしてます。)
現在、日本経済は大きな転換期を迎えている実感しています。
これまでのような「山登り」の成長戦略が通用しない時代に入りつつあり、これからの企業経営は「山下り」の戦略が求められると私は考えています。
市場縮小が進む中で、企業がどのように生き残り、新たなチャンスを掴むのか。
私の考える中長期の経営戦略について整理しながら列挙していきます。
1. 「山登り」から「山下り」へ:時代の変化をどう捉えるか
これまでは市場が成長し続け、「山登り」のように拡大戦略が通用する時代でした。
しかし、これからは人口減少・市場縮小が進み、むしろ「山下り」の適応力が求められる時代になると考えます。
・山登りの時代(市場拡大期)
→経済成長が続き、需要が増え続ける
→大企業が有利(資本力・ブランド力・スケールメリットを活かした経営)
→新規出店・設備投資・大量採用が可能
・山下りの時代(市場縮小期)
→人口減少により市場が縮小
→中小企業が有利(小規模で柔軟な対応が可能)
→経営の最適化、利益重視(粗利及び人時生産)の戦略が必要
この「山下り」の時代においては、市場環境に適応できる企業だけが生き残ると私は予想しています。
2. いつ「ブルーオーシャン」が訪れるのか?
「生き残った先にはブルーオーシャンが待っている」とよく言われますが、それが訪れるのはいつなのか?
私の予想では、2025年~2030年は市場淘汰の時期となり、2030年以降にブルーオーシャンが見えてくると考えています。
・2025~2030年(5年後 53歳):レッドオーシャンのピーク
→競争激化、企業淘汰が進む
→物価高騰、人件費高、人手不足、デジタル化の波が加速
→統合・撤退が増え、市場が整理される
・2030~2040年(5年後~10年後 63歳):ブルーオーシャンの形成
→主要業界のプレイヤーが減少し、生き残った企業が市場を独占
→AI・自動化の進展により、新たなビジネスモデルが生まれる
→需要が安定し、持続可能な市場構造が確立
・2040年以降(15年後~):新しい市場の秩序が確立
→日本の人口は9,000万人規模へ
→成熟した市場で勝ち残った企業が安定した収益を確保
つまり、これからの「山下り」の期間をどう乗り越えるかが重要であり、準備(第19期下期~第20期)を進めた企業だけが次の時代の勝者になると言えるでしょう。
3. 当社の経営戦略:山下りの時代をどう生き抜くか?
私たちはレストラン事業と福祉事業(障がい福祉・訪問看護 ※7月1日より傘下)を展開しています。
どちらの業界も「山下り」の影響を受けますが、適切な対応をすれば大きなチャンスがあると考えています。
・飲食業の戦略:高付加価値・独自性の強化
→ターゲットを絞り込む(高価格帯、会員制、特化メニュー、コンセプト型)
→デジタル活用で効率化(EC販売、SNSブランディング、業務予測・効率化)
→人材戦略の最適化(少人数オペレーション、店舗型セントラルキッチンなど)
・福祉事業の戦略:地域密着&テクノロジー活用
障がい福祉事業
→障がい者の就労支援・生活支援ニーズの拡大
→VR・AIを活用した新しい支援モデルや飲食事業部との共同事業
→地域企業と連携し、障がい者雇用を拡大
訪問看護事業
→高齢化に伴い需要増加が確実 → 地域密着型のケアを強化
→DX導入で業務効率アップ → 記録の電子化、AIによるケアプラン最適化
→地域コミュニティとの連携 → 行政・医療機関・地元企業との協力体制を強化
4. 誰と組んでこの時代を乗り越えていくか?
「山下り」の時代では、単独で生き残ることは難しいと考えています。では、どのようなパートナーと組むべきなのか?
・事業シナジーのあるパートナー
→飲食事業部 × 地元農家、食品メーカー(OEM先)
→飲食事業部 × 福祉事業部
→福祉事業部 × 医療機関、介護事業者、専門人財へのアプローチ
→福祉事業部 = 障がい × 介護 × 医療、保険制度
・DX推進のためのテクノロジーパートナー
→業務効率化ツールの開発企業
→AI・自動化サービスの提供企業
・地域と共存するための行政・自治体との連携
→補助金・助成金の活用
→地域コミュニティとの協力
このように、事業の目的を共有できるパートナーと協力しながら、変化の時代を生き抜くことが成功の鍵になると私は考えています。
最後に、市場縮小に適応できる企業だけが生き残ると私は考えています。
大企業は「市場縮小への対応」が難しい一方、中小企業は柔軟に変化できるため有利になります。
この「山下り」の時代をどう乗り越えるか。
当社は市場の変化に適応しながら、持続可能な成長を続ける会社でありたいと考えています。
そして何より、この時代は新しい挑戦のチャンスがあふれたワクワクする時代でもあります!
私たちは、使命を基に未来を見据えながら、柔軟に、そして前向きにこの変化を楽しんでいきたいと思います。
これからも仲間たちと共に、未来を見据えた経営を進めていきますので、引き続きよろしくお願いいたします!
追記:「山下り」の期間をどう乗り越えるかが重要であり、準備(第19期下期~第20期)を進めた企業だけが次の時代の勝者になると言えるでしょうね。先ずは準備をしましょうかね。
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