貧が教えてくれる
さて今回は、経営者同士の会食やご縁の場で、ふと「貧(まず)い」という字が頭に浮かぶ瞬間があったので書いていきたいと思います。
先ずここで言う"貧しさ"は、懐具合の話ではありません。
相手によって態度や支払い方の基準が変わる。その「価値の扱い方」 のことです。

字の成り立ちには諸説ありますが、「貧」という字を眺めていると、価値(たとえば貝=通貨の象徴)をどう"分けるか"が、関係性にそのまま映るように感じます。
後輩として決して奢られること自体が悪いのではありませんが。。。
問題は、返すべき時に返さない、見えない場面ほど払わない、そして相手の立場で基準が揺れること。
これが積み重なると、人間関係は静かに「値段づけ」されていると認識しますよ。
私は飲食業と福祉業という、まったく違う現場を預かる立場ですが、どちらも最後に残るのは、派手さではなく信用と断言できます。
以前のブログでも書きましたが、信用は目に見えないのに確かに積み上がり、そして壊れるのは一瞬です。
これは利益以上に価値ある「見えない資産」だと実感しています。
だからこそ、
後輩経営者の皆さんに伝えたいのは、支払いは金額の大小ではなく、"順番"で人格が滲みでるってコト
•時間を奪ったなら、埋め合わせをする
•手伝ってもらったなら、労に報いる
•場をつくってくれた人には、先に礼を尽くす
•立替や細かな精算は、早いほど信頼が増える
•そして、誰の前でも基準を変えない

先輩の前では"当たり前にご馳走になる"。もしそんな自分に気づいたら、すぐ修正した方がいい。
金額は小さくても、「平等な敬意」 が崩れた瞬間から、見えない損失(評判・紹介・好意)は減り始めます。
逆に、いつも同じ基準で、見えない場面ほど丁寧な人は、長い目で見ると不思議と得をします。なぜなら、人は"財布"ではなく 姿勢 に安心し、信用を預けたくなるからです。
だからこそ、私たちは、今日も先義後利が中心。
先に義を通し、利はあとから静かについてくる。
関係の価格を上げるのは、額面ではなく 態度の平等さです。引き続き、我々は信用という"見えない資産"を、コツコツ積み上げていきましょう。
関連ブログ:見えない資産 https://clubmaison.co.jp/blog/2025/05/post-293.html
追記:お金を評価軸の一番に置き続けているケチな貴方は、気が付けば孤独は経営者決定な。世襲ってだけで経営者としての器でもないか。


