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社長ブログ
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筋が悪い 良いとは

さて、今回は社内報にも書きましたが、「筋が悪い努力をする人」と「筋が良い努力をする人」の2種類が存在することを説明したいと思います。

具体的には、

「筋が悪い努力」とは結果に直結するルートは、どのルートかを考えずに、やみくもに頑張ることです。

「筋が良い努力」とは結果に直結し、スムーズに仕事を片づける筋道をつくることです

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我々は仕事を続けている限り、絶えず新しい知識や技術を取り入れていく必要があると考えます。

例えば、資格の取得、新商品(サービス)に関する知識、最新ソフトの操作方法の習得、時流を読むことや役職毎の成果責任など、覚えることは山積していますね。

そんな時、何をやっても短期間で一定水準まで熟す方々がいます。新しい仕事や難度の高い仕事を与えられても、いつの間にか自分のものにしている方々です。

そういう人は、今まで経験してきたことから、物事の「法則」を学んでおり、新たな課題に直面したときも、自分が行うべきことを即座に察することができると考えます。

では、どうすれば知的能力をアップさせることができるのでしょう。

少しの努力ですぐに結果を出せる人と、努力しているのになかなか結果を出せない人の差はどこにあるのでしょうか。

ビジネスシーンにおいて、スムーズに知的能力が高まっていく「筋のよい人」には共通した特徴があると感じてます。それは「結果から逆算して発想している」と言うこと。

つまり、能力を上げることを目的とするのではなく、仕事で結果を出すことを目的として、それに必要な能力が何かと理解していると言えます。

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一方、多くの人が陥りがちなのが「逆算思考」の反対、「順算思考」です。 向上心を持つことも、勉強熱心なのも結構なのですが、自分の能力を上げたいと望むあまり、目的を見誤ってはいないでしょうか。

知的な作業で自分を磨くのは楽しく、充実感も得られます。けれども、本当に重視すべきは能力アップそのものではないはずです。

働いていて嬉しいのは、自分の能力を生かすことで良い結果を得られた時です。

お客様や利用者が満足してくれた、皆様が喜ぶ商品やサービスを世に送り出せた、あるいは自社の利益を上げることができた、といった時ですね。

人を育てるにしても、単にその人の能力が上がることではなく、それによって結果を出してくれることが大事で、そこに仕事の楽しさや喜びがあるはずです。

ですから結果を重視すること、「どんな結果を目指すか」から考えることが、最も重要なポイントなのです。

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ビジネスのプロの仕事は、少し強引に突きつめれば「企画すること」「人を動かすこと」の2つに集約されます。

企画といっても、新しいアイデアを書類にまとめるといった狭い意味ではなく、企業活動の中で意思決定が必要なもの全体を指すのですが、この「企画する力」は具体的には、「課題設定力」「情報収集力」「分析力」「創造力」「統合力」の5つの力を掛け算したものです。


その時、役職メンバーが心がけたいのが「仕事の設計に、最低5割以上の労力を割く」ことです。最初の企画段階で「何がこの仕事の目的なのか」「そのために、誰にどう動いてもらったらいいか」を考えることが最も肝心なのです。

仕事の流れが具体的にイメージできるくらいまで、しっかり考えておければ、あとの仕事はぐんと楽になるでしょう。また、メタ認知ができると、大きな視点や小さな視点からも判断したうえで、柔軟で本質を突いた戦略が立てられるのです。

大切な仲間たちにも逆算思考を持ち、仕事で結果を出すことを目的として努力を行えば必ず結果はついて来ますので、一歩前に出て行動していきましょう。

あなたの無限大の可能性を信じていますよ。

関連ブログ: 準備と習慣 https://clubmaison.co.jp/blog/2021/11/post-212.html

関連ブログ: 努力な https://clubmaison.co.jp/blog/2020/07/post-167.html

関連ブログ: 段取り8分、本場2分 https://clubmaison.co.jp/blog/2022/09/82.html


追記
経営の神様である松下幸之助さんは、努力には「真剣」であること、「誠実、謙虚、熱心」にも触れていますよ!